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仙台七福神 弁財天(べんざいてん)

弁財天(べんざいてん)

仙台七福神 弁財天(べんざいてん)

弁財天の由来
 弁財天(べんざいてん)は愛敬の神で、元々はインドのサラスヴァティーという川の女神様です。そして、金運をもたらす御利益がある財寶神なので、日本全国各地で信仰されているそうです。弁財天のお姿は琵琶を持つ二臂のものと矢・刀・弓などを持つ八臂のものがあります。音楽などの芸術の神様ともいわれているので、弁才天とも書かれることがあります。

林香院にて

林香院にて

弁財天を御まつりしてる寺社 林香院(弁財天)
〜仙台市若林区新寺5丁目1−1〜
 林香院の弁財天は、林香院のご開山である福島県富岡の竜臺寺5世即應長馨禅師が、伊達政宗公の帰依層として米沢・岩出山と随侍した後、政宗公の仙台開府(慶長6年・1606)とともに現在地を賜った時、既に「弁才堂」があってお祀りされていたと伝えられております。前を通る道(現在の新寺通り)は弁才小路と称されていました。
 弁財天はインドから仏教伝来とともに仏神として伝わったものであり、本来はインドの川神であり農穂の神として、耕作物の実りを祈り、取入れが終われば感謝の祭りをしてきたのです。
 林香院の弁財天は「八臂弁財天」と呼ばれ、八本の腕を持っています。それぞれの手には剣や独古・宝珠などを持ち、信仰する者に降りかかる災厄を振り払い、道を切り開くといわれています。また「才」の字を使い「財」ではありません。農耕に限らず、何事も学習によって身につく「才能」であり、祈るとともに努力することであると、古い記録が残っております。
 古来として秘伝としてお祀りされ、「開くと見た者の目が潰れる」という言い伝えもあったため、長い間ご開帳されずにおりましたが、1985年に本堂新築を記念してご開帳法要をしたところ、その姿は一般的に知られている弁財天とは異なり、眼光鋭く、非常に力強いものでありました。以来霊験あらたかとの評判がたち、学芸・豊作・商売・和楽の守り神として遠近の信者を集めています。
 それ以来、毎年正月1日〜3日(3日は午前中まで)と11月23日の例祭の時のみご開帳しています。本堂前に建てられた弁財天にはお前立をお祀りし、こちらでは優美な親しみやすい弁財天をお参りすることが出来ます。日頃から祈りの大切さや、感謝の大切さを生活の中で味わってほしいものです。
弁財天の神社・寺院の写真集
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